水曜日, 11月 08, 2017

精子提供でお子様を授かったご夫婦のお話

多くの人は、一日に同じことを何回も繰り返し話すのを面倒なことと感じるでしょう。

私の大学時代にこんな先生がいました。
一般教養科目の教授で、同じ事を何度も話したくないために、授業の内容を録音して授業の時間になるとその録音を流していました。
学生の反応も気にせず、終わりの鐘が鳴るまで自分の好きな事をしているのです。

コウノトリ生殖医療センターでは、このようなことは決して起こりません。
私は多くの時間をお客様との相談に費やしています。なぜなら、同じことでも違う人に話せば、当然それぞれ異なる反応があるからです。
お客様に十分に理解していただくことで、治療の過程での負担をできる限り減らすこと、これが私の一番の目的です。



ある夏の夜、一人の男性が病院にやってきました。

リュックを背負い、リラックスした格好でソファーに座り担当者を待っていました。
カルテを見ると、なんとこの男性は精子提供を受ける登録に来たのでした。

この人は特別だと私は思いました。なぜなら、精子提供の登録に男性が自ら一人で来るというのは滅多にないことだからです。
ほとんどの男性は奥様と一緒にこられるか、さもなければ本人が同意書にサインをする時か実際に手術をするときまで現れないのです。

この男性の話を聞いたところ、彼の問題は特殊な染色体変異「AZFc」、すなわちY染色体欠失であることがわかりました。人間のY染色体上にある3つの領域が精子形成障害と関係があるとされており、この領域はazoospermia factors(無精子症因子)と呼ばれ、それぞれAZFa、AZFb、そしてAZFcの3つに分かれます。

一般的に、欠失がAZFa、AZFbの両方またはどちらか一方にある場合、臨床では重大な精子形成障害とセルトリ細胞唯一症候群(Sertoli cell only syndrome)の発生率が高いと言われています。
また、AZFbとAZFcは精子形成の他の過程とも関係があり、男性の約4,000人に1人の割合で欠失が発生します。

この男性の場合は、2年間子供が授からず2009年に自身の不妊症が発覚しました。そこで夫婦は、すぐにアメリカから台湾に帰国して精子提供を受けることにしました。
とてもおおらかなこの男性が精子ドナーへの条件として挙げたのは「健康であること」だけでした。

コウノトリの精子バンクからすぐに優秀なドナーを紹介し、ご夫婦が四親等表と公証人の認証書類を提出した後、同年のクリスマスに奥様が台湾に帰国して体外受精の準備を始めました。

血中ホルモン、子宮卵管造影検査といった体外受精前の検査を終えて夏前には治療を開始しました。採卵手術も無事に終わりましたが、30個もの卵子を採取したため、卵巣過剰刺激症候群「OHSS」が発生するリスクへの対策も必要でした。

ご夫婦と相談をして、すぐに移植には入らず受精卵を一旦凍結保存することにしました。次に台湾に帰国した際に、受精卵を解凍して融解胚移植という方法で移植を行います。
この方法なら、奥様の身体への負担を減らすと共に、一度ご夫婦がアメリカに戻り気持ちをリフレッシュして赤ちゃんを迎える準備ができることができます。
これも全て、安定した受精卵の凍結融解技術があればこそ選べる選択肢です。

早くも2回目のクリスマスが訪れ、台湾に帰国したご夫婦は2個の胚盤胞の移植を行いました。
ご夫婦の台湾の実家では家族が深い愛情を持って2人を見守っていました。
2週間後無事に妊娠に成功して、胎児の心拍も確認されました。
ご夫婦は出産の準備をするため、アメリカに戻ることになりました。

最後の問診の時に男性に問いかけました「男の子と女の子、どちらが嬉しいですか?」男性は自信満々にこう答えました「どちらでも嬉しいです!男の子だったらゴルフを習わせます。女の子だったら…やっぱりゴルフを習わせて第2のヤニ・ツェンにします!」
これを聞いた奥様の笑顔は、とても素敵でした。

今年の初め、奥様の出産記録が本院に届きました。なんとかわいい双子の女の子を出産したのです!
写真には、かっこいい服装でサングラスをかけた赤ちゃんが写っていました。奥様のお母様に連絡をしたところ、ちょうどアメリカで産後の手伝いを終えて帰国されたところでした。お母様も2人の元気なお孫さんが誕生し、これほど喜ばしいことはないと仰ってました。

いかがでしたでしょうか?
実は、当院ではこのような精子提供のケースも珍しくありません。
精子に起因する不妊症も適切な治療を行えば、妊娠できる可能性は大いにあります。台湾の人工生殖法も設立してすでに何年もたっており、精子提供も合法的に受けることができます。

コウノトリ生殖医療センターは数々の不妊症の問題を克服できる技術を持っています。この男性のようにDNAや遺伝の意義にこだわらず、心を開いて治療を受けることができれば、少ない来院回数でも新しい命を授かることができます。
当院の精子バンクはいつでも対応できる体制を整えています。
お悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

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プロフィール


送子鳥(コウノトリ)生殖医療センター
新竹本院
住所:新竹市忠孝路80號
電話:+886-3-573-5292
メール:jp_service@icryobank.com
Line@:@kounotori_jp

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人工生殖施行結果分析報告
-台湾衛生福利部2018年発行

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