月曜日, 1月 15, 2018

卵子提供における新鮮胚移植と凍結胚移植について

当院の卵子提供における胚盤胞移植は、新鮮胚移植と凍結胚移植の2種類からお選びいただけます。

新鮮胚移植とは、ドナーの卵子とご主人の精子を受精させた後に凍結保存をせずに奥様の子宮に移植を行う方法です。

凍結胚移植とは、ドナーの卵子とご主人の精子を受精させた後に一度凍結保存をして、奥様の都合の良い生理周期に解凍して移植を行う方法です。

それぞれ、どの様な特徴があるのでしょうか。

新鮮胚移植と凍結胚移植の特徴

新鮮胚移植と凍結胚移植の治療の流れ
各移植方法の治療の流れ



新鮮胚移植では、ドナーと奥様の生理周期を揃える必要が有るため事前に2~3周期かけてお二人の生理を調整します。
移植周期では、ドナーの生理に合わせて奥様も服薬による内膜やホルモン値の調整を開始し、ドナーが採卵を行う頃に日本の病院で内膜の厚さとホルモン値を確認します。

ドナーの採卵に合わせてご夫婦で台湾に来ていただき、採卵日にご主人の採精を行い受精します。
ご主人のスケジュール調整が難しい場合は、事前に台湾にお越しいただき精子を凍結保存しておくことも可能です。その場合は、ドナーの採卵当日に凍結精子の融解を行い受精します。
受精卵を5日間培養した後、奥様の生理18~20日目に移植を行います。


凍結胚移植では、事前に採卵、凍結済みのドナーの卵子を融解して使用します。
解凍当日にご主人の採精を行い受精、あるいは事前に台湾にお越しいただき採精しておいたご主人の精子をドナーの卵子の融解日に合わせて融解して受精します。
受精卵を5~6日間培養後に胚盤胞を凍結保存して、奥様のご都合の良いスケジュールで台湾にお越しいただき、融解と移植を行います。

*PGS検査をご希望の場合は、凍結胚移植となります。

*受精卵が胚盤胞に育つ過程については、こちらをご参照ください

胚盤胞豆知識


新鮮胚移植と凍結胚移植のメリットとデメリット


新鮮胚移植と凍結胚移植のメリットとデメリット
新鮮胚移植と凍結胚移植のメリットとデメリット

新鮮胚移植の一番のメリットは、胚盤胞の凍結/融解を行わないため融解時に胚盤胞が失われるリスクがないことです。

一方で、デメリットもあります。
採卵がドナー次第のため、ドナーの都合で採卵に入れない可能性があります。
台湾の法律、人工生殖法の規定によりドナーに対してご夫婦が希望をする周期での採卵を強制することはできません。

ドナーはあくまで善意の協力者という立場であり、ドナーの女性の人生が何よりも優先されます。学生のドナーであれば試験期間であったり、社会人のドナーであれば繁忙期であったり、長期休暇の期間であれば旅行に行くこともあります。

様々な理由で、ドナーが時間を取れず採卵が延期になることがあります。


また、無事に採卵に入ったとしても排卵誘発の状況によっては十分な数の採卵が見込めず、中止となる可能性もあります。
採卵が完了し、奥様の内膜の厚さやホルモン値に問題がなければ、台湾にお越しいただくことになります。

しかし、万が一受精卵の成長状況が悪く受精に適した状態まで育たなかった場合は、台湾にお越しいただいた後に移植ができなくなるという事も可能性としてはございます。

凍結胚移植のメリットは、既に採卵済みの卵子を受精して受精卵を胚盤胞まで培養した後に凍結保存するため、新鮮胚移植で発生するような予期せぬ治療の中止や延期が発生しないことです。

スケジュール調整が難しい海外からの患者様にとっては、何よりのメリットになります。
奥様のご都合の良いスケジュールで移植周期を決めていただくことが可能です。

デメリットとしては、胚盤胞の凍結/融解時の生存率が100%ではないということです。
当院における凍結胚融解時の生存率は約95%と高い数値ではありますが、融解時に胚盤胞が失われる可能性も約5%ございます。


Q:新鮮胚移植と凍結胚移植の妊娠率に違いはありますか?
A:研究の結果、凍結胚には解凍時に胚盤胞が失われるというリスクが有るものの,妊娠率は凍結胚の方が高いという結果になりました。
新鮮胚移植と凍結胚移植の妊娠率
新鮮胚移植と凍結胚移植の妊娠率


Q:胚盤胞を長期間に渡り凍結保存することは、胎児に影響が有りますか?
A:当院で実施している「ガラス化冷凍法」では、解凍時の生存率や解凍後の胚盤胞の品質に対しては凍結時の培養技術が関係しています。
しかし、凍結時間の長さは関係がありません。世界では24年間凍結保存した胚盤胞を使い、健康な赤ちゃんを出産した記録があります。


Q:凍結胚を解凍した際の生存率は?
A:凍結胚を解凍した際の生存率は100%ではありません。
当院の解凍時の生存率は95%を超えており、滅多にある事ではございませんが、患者様の胚盤胞の状況によっては移植可能な胚盤胞が1つも残らず、治療が中止になる可能性も0ではございません。

2つの移植方法にはメリットとデメリットがあります。
患者様の状況(仕事の忙しさや、治療前の身体の状況)により最適な方法をご選択ください。判断が難しい場合は、医師や病院スタッフにお気軽にご相談ください。

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住所:新竹市忠孝路80號
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-台湾衛生福利部2018年発行

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