木曜日, 1月 11, 2018

胚盤胞豆知識

■胚盤胞の成長


当院では卵子を採卵した日、又は凍結卵子を融解した当日を0日とカウントていします。

受精卵を確認するのは、1日目となります。 細胞分裂を繰り返して細胞数が徐々に増えていき、2日目には4分割胚、3日目には8分割胚、4日目には桑実胚となります。そして、5日目には胚盤胞と呼ばれる状態になります。

4日目になると下図の様に、細胞同士が密着して融合する「コンパクション」と呼ばれる現象が起こり、桑の実のような「桑実胚」へと変化します。
そして 5 日目には「胚盤胞」となり、体外で培養できる限界が近づいてきます。
この胚盤胞の段階になると、 胎児になる「内細胞塊(ないさいぼうかい)」と、胎盤になる「栄養膜」を観察できるようになります。
受精卵の成長過程
受精卵の成長過程

10個の卵子で精子側の問題がなければ、平均的に3個が胚盤胞になれます。



■胚盤胞のグレードについて

胚盤胞は、内細胞塊(ICM)と栄養膜(TE)の細胞の様子をAからCの3段階で評価し、4AAのように表します。グレードは胚盤胞の外観と形態を表すだけであり、染色体が正常かどうかは表しません。
胚盤胞のグレード
胚盤胞のグレード

胚盤胞の成長速度(胚盤胞腔の広がりと孵化の程度を6段階評価)
1:初期胚盤胞(early)胚盤胞腔が全体の1/2以下 
2:胚盤胞       胚盤胞腔が全体の1/2以上 
3:完全胚盤胞(full)全体に広がった状態 
4:拡張胚盤胞(expanded)胚盤胞腔がさらに拡張し、透明帯が薄くなりつつある 
5:孵化中胚盤胞(hatching)栄養膜が透明帯の外に脱出し始めている 
6:孵化後胚盤胞(hatched)胚が完全に透明帯から脱出した状態


内細胞塊(ICM) 
A:細胞同士が密に接し、細胞数が多い
B:細胞同士の密着が粗で、細胞数が少ない
C:細胞数が非常に少ない 
※コウノトリ生殖医療センターの実績から、内細胞塊のCグレードは細胞数が非常に少ないため、移植又は凍結に適しません。


栄養膜(TE)
A:細胞数が多く互いに接着した上皮を形成している 
B:細胞数が少なく、結合が粗な上皮を形成している 
C:数が少ない、大きな細胞が上皮を形成している
内細胞塊のAは「細胞同士が密に接し、細胞数が多い」、Bは「細胞同士の接着が粗で、細胞数が少ない」、Cが「細胞数が非常に少ない」という状態です。コウノトリ生殖医療センターの経験により、内細胞塊のCは細胞数が非常に少ないので、移植又は凍結に適しません。 また栄養外胚葉(栄養膜)は、Aは「細胞数が多く、互いに接着した上皮を形成している」、Bは「細胞数が少なく、結合が粗な上皮を形成している」、Cは「数の少ない大きな細胞が上皮を形成している」ことを表します。

グレード別の胚盤胞の外観
グレード別の胚盤胞の外観

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プロフィール


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新竹本院
住所:新竹市忠孝路80號
電話:+886-3-573-5292
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人工生殖施行結果分析報告
-台湾衛生福利部2018年発行

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