水曜日, 2月 07, 2018

ガラス化凍結技術

-196度の超低温下で命の結晶である胚盤胞は一つ一つ凍結保存され、赤ちゃんに成長する時を待っています。

凍結保存は妊娠率にどのような影響があるのでしょうか?凍結保存は子供の先天的な異常に関係があるのでしょうか?保存期間の長さによる影響は?

生殖医学の発展に伴い、生殖細胞の凍結保存は体外受精における基本的な技術となりました。
将来の第二子の出産に備えてや卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスクを避けるためなど、様々な場面で最良の選択となります。
それでも、胚盤胞の凍結保存という文字を見た時には色々な疑問が浮かんでくるのではないでしょうか。

Q1:ガラス化凍結とはなんでしょうか?
A:卵子や胚盤胞の融解後の生存率を高めるため、凍結技術は従来の速度の遅い緩慢凍結法(slow freezing)からガラス化凍結法(vitrification)に変わっています。
ガラス化凍結は極少量の濃度の高い冷凍保存液を用いて、急速冷却(>20,000℃/min)する方法です。
この方法では凍結時に氷晶が発生してしまうことによる細胞の損壊を避けることができ、最後にはー196℃の液体窒素の中で保存されます。

Q2:胚盤胞の凍結時間は子供の健康に影響がありますか?
A:研究結果によると、凍結時間の長さは,融解後の生存率(SR)、着床率(IR)、妊娠率(PR)、臨床妊娠率(cPR)、出産率(BR)共に影響はないという結果がでています。


赤ちゃんの出産後の状況に目を向けてみると、胎児の心拍確認後の平均流産率は4.3%、子宮内胎児志望や薬物流産、新生児奇形等は合計して3.1%。
新鮮胚移植の結果(4.2%)や緩慢凍結法の結果(8.4%)と比べても、ガラス化凍結法による胎児の健康への影響は見当たりません。

コウノトリ生殖医療センターでは、1999年に始めての凍結胚による赤ちゃんの誕生を成功しました。
2006年からはガラス化凍結法を採用し、技術の成熟もあり凍結卵子の融解後の生存率は90%を越え、凍結胚の融解後の生存率は95%に至っています。
院内の統計によると、新鮮胚移植と融解胚移植の着床率、妊娠率、出産率に目立った差異はありません。
融解胚移植の妊娠率、出産率の方が高い結果となっています。

Q3:胚盤胞や卵子の凍結保存は、どの様な場合に有効でしょうか?
A:
胚盤胞
1.その生理周期での移植が不向きな場合
例:内膜の厚さが足りない、黄体ホルモンの値が早い段階で上がりすぎている、卵巣過剰刺激症候群の可能性が高いなど
2.新鮮胚移植の後、多くの胚が残った場合
3.複数の胚を収集した後に移植を行う場合
4.胚の着床前スクリーニング(PGS/NGS)を行う場合

卵子
1.一度の採卵では数が足らず、複数回の採卵が必要な場合
2.高齢女性や、結婚の予定がない場合
3.年齢が若くても、卵巣の衰退が顕著な場合(AMHが2以下、あるいはFSHが10以上)。
3.病気の治療前に生殖機能の保存が必要な場合。癌や重度の子宮内膜症など。

体外受精の治療では、新鮮胚移植は既に唯一無二の選択ではありません。
ガラス化凍結法の確立は、不妊に悩むご夫婦に多くの素晴らしい効果をもたらしました。
生殖細胞の保存、遠い将来の妊娠への備え、胎児の健康、全てにおいて悪い影響はなく、安全で最適な胚盤胞の長期保存の方法です。
この技術は同時に卵子の保存にも適用されています。
将来のお子様を授かる計画に備えて若い時に卵子を保存しておくことは、未来の幸福への保険になります。

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送子鳥(コウノトリ)生殖医療センター
新竹本院
住所:新竹市忠孝路80號
電話:+886-3-573-5292
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人工生殖施行結果分析報告
-台湾衛生福利部2018年発行

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