火曜日, 5月 22, 2018

更に進んだ個人化治療-ERA(1)

当院、コウノトリ生殖医療センターは患者様個人個人のお身体の状況に合わせた不妊治療を実施しています。
体型や検査結果の各種数値に合わせて処方薬の量を調整するのはもちろん、患者様の年齢やAMHの値などから最適な治療方法を提案しています。

コウノトリでは更に進んだ個人化治療として、子宮内膜が着床に最適な状態となったタイミングでの胚盤胞移植を提供しています。
子宮内膜着床能検査(ERA)を通じて、お一人お一人異なる移植に最も適した時間を調べます。


あなたもこんな経験があるのではないでしょうか?
複数回体外受精を試しても着床しない、着床前スクリーニングを(PGS)を行い染色体異常のない胚盤胞を移植しても着床しない…。
もし、正しいタイミングに良い胚盤胞を移植すれば妊娠率は80%まで高まると言ったら、あなたは信じられますか?


タイミングとは、何と難しいのでしょうか。早すぎても遅すぎても良くありません、まるですれ違ってしまった男女の様に、修正は困難です。
卵子バンクで凍結している成熟した卵子でも、解凍後の誤った時間に受精をしたとしたら状態の良い受精卵(2PN)の状態まで成長させるのは難しいです。
ですから、私達は偏光顕微鏡(Polarscope)等を用いて卵子を観察して正しいタイミングに狙いを定めて受精を行い、新鮮な卵子と同様の受精率と成長率を実現させています。
そして、胚盤胞の着床に関しても正しいタイミングに狙いを定めた移植というものが存在します。


北京から来た43歳のGさんは、当院にいらっしゃる前の最後の採卵で6個の卵子を採取し、合計3個の初期胚を移植しましたが妊娠には至れませんでした。
コウノトリに来た目的は卵子提供でした。卵子バンクから条件に合う中で12個の卵子を凍結しているドナーを選び、解凍後に11個が正常に授精しました。幸運なことに、11個が全て胚盤胞まで成長しました。

2個の胚盤胞を移植しましたが失敗に終わり、ひと月置いて再び2個の胚盤胞を移植しました。しかし、妊娠検査の結果、β-HCGの値は126までしか上がりませんでした。
卵子バンクは全て二十数歳の女性の質の良い卵子です。経験上、累計4個の胚盤胞を移植すれば9割の女性が妊娠に至っています。
三度悪魔が現れないよう、「子宮内膜着床能検査(ERA)」の実施を提案しました。しかし、ご夫婦はもう一度挑戦をしたいとのことでした。

体調を整えるため、3か月間の休憩を挟み3回目の移植を実施しました。同じ様に2個の胚盤胞を移植しましたが、今回も失敗の結果に終わりました。
検査結果の連絡を受けた後、彼女を元気づけるために電話で話をしました。
ご主人は酷く失望しており、アメリカで治療を受けると強い口調で仰いました。私は彼に先ずはERAの検査をしましょうと言いました。

ERAの結果では、彼女の内膜細胞は黄体ホルモンの補充後144時間後が着床に最適なタイミングとなると示されていました。以前の3回の移植は全て時間がずれていました。
改めて最適なタイミングに移植を行い、妊娠確認の結果β-HCGの値は1,989に達していました。時間はかかりましたが、ようやく妊娠をすることができました。

移植 1回目 2回目 3回目 4回目
胚盤胞移植個数 2個 2個 2個 2個
移植時期
(プロゲステロン補充後)
120時間 120時間 120時間 144時間
結果 失敗 失敗 失敗 妊娠中
移植時期の決定方法 経験から 経験から 経験から ERAの結果から

子宮内膜着床能検査(ERA)結果
子宮内膜着床能検査(ERA)結果例

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プロフィール


送子鳥(コウノトリ)生殖医療センター
新竹本院
住所:新竹市忠孝路80號
電話:+886-3-573-5292
メール:jp_service@icryobank.com
Line@:@kounotori_jp

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人工生殖施行結果分析報告
-台湾衛生福利部2018年発行

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