着床前スクリーニング(PGS/NGS)

 着床前スクリーニング(PGS)とは

着床前スクリーニングとは、奥様の子宮に移植する前の段階で胚盤胞に染色体の本数異常が有るかを調べる検査です。異常がある胚盤胞を避けることで流産率を大きく下げることができます。
着床前スクリーニング(PGS/NGS)の流れ
着床前スクリーニングの流れ

着床前スクリーニングは、受精卵を5日間培養した胚盤胞の細胞を一部切り取り(生検)、そこからヒトの23対の染色体DNA情報を検査します。

PGS検査では染色体の本数異常を調べることができます。
本来染色体は2本で1対となっています。

しかし、卵子の老化などの原因により正常に分裂が行われなかった場合、1本だけになってしまう「モノソミー」や3本になってしまう「トリソミー」などが発生してしまいます。
染色体に異常がある胚盤胞は、多くが着床せず、あるいは早い段階で流産してしまいます。
異常となった箇所によっては出産まで至ることもありますが、重い障害を持っていたり子宮の外では長く生きられないことがほとんどです。


胚盤胞には、将来胎児になる「内部細胞塊」と、胎盤になる「栄養外胚葉」が有ります。
着床前スクリーニングでは、この「栄養外胚葉」の一部を生検してスクリーニングを行います。

着床前スクリーニングは非常に精度の高い検査方法です。
しかし、稀に「栄養外胚葉」に見られなかった異常が「内部細胞塊」で発生することもあります。
そのため、妊娠後は羊水検査などの各種出生前診断を忘れずに実施していただきますようお願いします。

こちらもご覧ください
着床前スクリーニング(PGS/NGS)について

 次世代シークエンス(NGS)

NGSとは従来のPGSよりも更に詳細に検査をする方式で、これにより従来は異常/正常の2種類に分類していた検査結果にモザイク型と呼ばれる、正常と異常の中間とも言える結果が追加されることとなりました。
モザイク型とは、染色体の正常な細胞と異常な細胞が受精卵の中に混在している状態で、移植をすれば正常に成長し健康なお子様を出産できることもあります。
しかし、正常な胚盤胞に比べれば着床率や流産率などの面で明らかに劣るため、正常な胚盤胞がある場合は移植の優先度は下がります。

こちらもご覧ください
モザイク型染色体異常(mosaicism)について

 卵子提供における着床前スクリーニングについて

着床前スクリーニングで検査をする染色体の本数異常は、その多くが卵子の老化が原因で発生します。

卵子提供は、その卵子の老化を回避するための治療方法です。
そのため、当院では基本的には卵子提供による体外受精を行う患者様に対して着床前スクリーニングの実施は必須ではないと考えております。
例外として、ご主人やご主人のご親族に家族性の遺伝疾病をお持ちの方がいらっしゃる場合。
また、流産の可能性を少しでも排除して移植に臨むことを希望される場合。原因不明の流産を繰り返している場合などがあります。

40代の方の自己卵子における体外受精では、PGS実施/未実施時の着床率は数十%の差となって現れます。しかし、卵子提供の場合その差は10%にも満たない差です。

着床前スクリーニングを検討している方は、問診の際に医師にご相談ください。

Social Profiles

Twitter Facebook Google Plus

プロフィール


送子鳥(コウノトリ)生殖医療センター
新竹本院
住所:新竹市忠孝路80號
電話:+886-3-573-5292
メール:jp_service@icryobank.com
Line@:@kounotori_jp

院内の様子

リンク

人工生殖施行結果分析報告
-台湾衛生福利部2018年発行

Copyright © 台湾卵子提供-コウノトリ生殖医療センター | Powered by Blogger
Design by Lizard Themes | Blogger Theme by Lasantha - PremiumBloggerTemplates.com